中国人の日本語作文コンクール 佳作以上302人を発表

中国人の日本語作文コンクール 佳作以上302人を発表

第14回中国人の日本語作文コンクール(日本僑報社・日中交流研究所主催)は9月10日、1次の審査結果として佳作以上の入賞者302人の名簿を発表した。応募総数は昨年より257点多い計4288点だった。今年は日中国交正常化45周年、日中平和友好条約締結40周年の記念の年で、中国の日本語学習者の日本語作文コンクールへの関心も高かったようだ。

同作文コンクールへの応募は、半年以上の日本留学経験者を除く学生が対象。中国のほぼ全土の235校の大学、専門学校、高校などから応募があった。応募総数4288点のうち男性が787点だったのに対し女性は3501点と4倍を超えた。

今回のテーマは①中国の若者が見つけた日本の新しい魅力②日本の「中国の日」に私ができること③心に残る、先生のあの言葉――の3つ。応募は①が2045点、②が540点、③が1703点だった。

「中国の若者が見つけた日本の新しい魅力」が最も多かったのは、訪日観光の中国人が増えていることやインターネットを通じて日本の情報が入手しやすくなったことで、「日本の魅力をより身近に感じやすくなったためでは」と主催者はみている。

このあと、佳作の作品を対象に外部有識者による2次審査、国際電話による口述試験、さらに在中国日本大使館による3次審査が行われ、12月12日に北京の日本大使館で最優秀賞など入賞者の表彰式が行われる予定。

14回を数える同作文コンクールでは応募総数が4万点を超え、海外の日本語作文コンクールでは最大規模だ。

にほんごぷらっと編集部

にほんごぷらっと編集部にほんごぷらっと編集部

投稿者プロフィール

「にほんごぷらっと」の編集部チームが更新しています。

この著者の最新の記事

関連記事

コメントは利用できません。

イベントカレンダー

4月
20
2:00 PM 凡人社オンライン日本語サロン研修... @ オンライン
凡人社オンライン日本語サロン研修... @ オンライン
4月 20 @ 2:00 PM – 3:30 PM
凡人社オンライン日本語サロン研修会 Can-do を学習目標にした授業や評価のあり方がわかる! 『Can-do で教える 課題遂行型の日本語教育』刊行記念イベント   [日 時] 2024年 4月20日(土)14:00~15:30(オープン 13:40)※日本時間   [定 員] 250名(先着順、定員になり次第締め切ります)   [対 象] 日本語教師、日本語教育をこれから学ぶ方、日本語教育の動向に関心のある全ての方   [参加費] 無料 ※要予約 前日(4/19)17 時までに招待URLを送ります   [講 師] 来嶋 洋美 先生 八田 直美 先生 二瓶 知子 先生   [内 容] 『Can-do で教える 課題遂行型の日本語教育』(三修社発行)の出版記念イベントです。 日本語教育の参照枠ができ、4月からは日本語教育機関の認定等に関するもの、また、登録日本語教員の国家資格など新しい法律も施行される中、参照枠に沿った日本語教育、その授業の具体的な内容や方法については教師に委ねられているのが現状です。 参照枠やJFスタンダードに沿った日本語教育とはどんなものなのか、従来通りのやり方からどう変えていったらいいのか、今知っておきたい情報を本書の内容をご紹介しながらお話ししていきます。   [お問い合わせ・お申込み] 主催:三修社・凡人社 お問い合わせ・申し込み先(担当:凡人社/坂井)   E-mail:ksakai@bonjinsha.co.jp   ※下記お申込みフォームかQRコードかメールにてお申し込みください。 メールでお申し込みの際はタイトルに「オンライン日本語サロン研修会(4/20)」と入れて、本文にご氏名・ご所属・ご連絡先をご記入ください。   お申込みフォーム→https://x.gd/JDs6P
4月
21
10:00 AM 第16回:Diffit(ディフィット):... @ オンライン(ZOOM)
第16回:Diffit(ディフィット):... @ オンライン(ZOOM)
4月 21 @ 10:00 AM – 11:30 AM
Diffitは、指定したトピックやキーワード、またネット上のニュース記事や YouTube、さらにはオリジナルの文章などから、 学習者のレベルに合わせた読解教材や語彙リストなどをAIが“自動”で作成してくれる便利なツール!編集機能を使えば、文章の長さや語彙、質問事項の追加なども可能です。 本ワークショップでは、すでに公開されているこちらの動画(https://youtu.be/6g_8eddWoBM?si=7bSsR0avH2BapzVW)と同じ内容を扱います。 動画を見ながらやろうとしたけどわからなかった、一人でやるより他の先生方と一緒に楽しく学びたい!教材を共有したい!という方のご参加をおすすめします。 ▼体験会のゴール(予定) キーワードやトピックから問題を作成&編集することができる ネット上のニュース記事や動画から問題を作成&編集することができる 作成した問題の整理&共有をすることができる エクスポート機能を使ってハンドアウトやGoogleフォーム(※有料機能)に変換できる
10:00 AM 第16回:Diffit(ディフィット):... @ オンライン
第16回:Diffit(ディフィット):... @ オンライン
4月 21 @ 10:00 AM – 11:30 AM
Diffitは、指定したトピックやキーワード、またネット上のニュース記事や YouTube、さらにはオリジナルの文章などから、 学習者のレベルに合わせた読解教材や語彙リストなどをAIが“自動”で作成してくれる便利なツール!編集機能を使えば、文章の長さや語彙、質問事項の追加なども可能です。 本ワークショップでは、すでに公開されているこちらの動画(https://youtu.be/6g_8eddWoBM?si=7bSsR0avH2BapzVW)と同じ内容を扱います。 動画を見ながらやろうとしたけどわからなかった、一人でやるより他の先生方と一緒に楽しく学びたい!教材を共有したい!という方のご参加をおすすめします。 ▼体験会のゴール(予定) キーワードやトピックから問題を作成&編集することができる ネット上のニュース記事や動画から問題を作成&編集することができる 作成した問題の整理&共有をすることができる エクスポート機能を使ってハンドアウトやGoogleフォーム(※有料機能)に変換できる
4月
27
1:30 PM 凡人社日本語サロン研修会 『でき... @ 東京会場凡人社麹町店
凡人社日本語サロン研修会 『でき... @ 東京会場凡人社麹町店
4月 27 @ 1:30 PM – 4:00 PM
凡人社日本語サロン研修会 『できる日本語』ブラッシュアップ講座 ~課題に向き合い、仲間とともに,より良い実践をめざしませんか~   [日時・会場・定員] 全日:13:30~16:00(受付開始 13:00) ※各会場先着順、定員になり次第締め切ります   【日付】2024/4/27 (土) 【会場】東京会場凡人社麹町店(千代田区平河町1-3-13 平河町フロントビル8階 【定員】30名   【日付】2024/5/19 (日) 【会場】名古屋会場ECC 日本語学院名古屋校(名古屋市中区金山1-16-16 金山ビル) 【定員】60名   【日付】2024/6/29 (土) 【会場】札幌会場札幌青葉鍼灸柔整専門学校(札幌市中央区南3条東4丁目1-24) 【定員】50名   【日付】2024/7/27 (土) 【会場】大阪会場TKP 大阪本町カンファレンスセンター(大阪市中央区久太郎町3-5-19) 【定員】80名   【日付】2024/9/1 (日) 【会場】福岡会場博多バスターミナル(福岡市博多区博多中央街2) 【定員】60名   [対 象] 主に日本語学校の教師・関係者、日本語教育ボランティア、日本語教育に関心のある方   [参加費] 無料 ※要予約   [講 師] 嶋田 和子 先生(『できる日本語』監修) 他『できる日本語』著者の先生方   [内 容] 『できる日本語』の輪が広がり続け、「実践について学べる場がほしい」という声がたくさん寄せられています。 そこで、現在『できる日本語』を使っていらっしゃる方々に向けて、「ブラッシュアップ講座」を開くこととしました。 当日は、具体例を挙げながらより良い実践について考えていきます。 事前にお寄せいただいた質問の中から共通の課題を取り上げ、ご一緒に解決に向けて考えていきます。 また、すでにあちらこちらで【できる日本語ネットワーク】が生まれていますが、今回の対面講座で、さらに新たな輪が生まれることをめざします。   [お問い合わせ・お申込み] 主催:アルク・凡人社 お問い合わせ・申し込み先(担当:凡人社/坂井)   E-mail:ksakai@bonjinsha.co.jp   ※下記お申込みフォームかQRコードかメールにてお申し込みください。 メールでお申し込みの際はタイトルに「日本語サロン研修会(●/●)@●●」と入れて、本文にご氏名・ご所属・ご連絡先をご記入ください。 ※●/●部分は開催日時と場所をご記入ください。   お申込みフォーム→https://x.gd/3kYVu

注目の記事

  1. 日本語教師で「第二の人生」歩む——日本経済新聞の記事より 日本経済新聞の電子版はこのほ…
  2. 戦後78年 「村山談話」と留学生の父・穂積五一 今年の8・15は78回目の終戦記念日で…
  3. 政府は日本語学校のコロナ禍の窮状を理解していないのか 「認定へのハードル」を危惧する声 …

Facebook

ページ上部へ戻る
多言語 Translate