元文科相で日本語議連事務局長の馳浩自民党衆院議員が石川県知事選に立候補へ 日本語議連が次期事務局長選任で協議へ
- 2021/7/20
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- にほんごぷらっと編集部

元文科相で日本語議連事務局長の馳浩自民党衆院議員が石川県知事選に立候補へ
日本語議連が次期事務局長選任で協議へ
日本語教育推進議員連盟の馳浩自民党衆院議員(石川1区、当選7回)は7月19日、金沢市内で記者会見し、秋までに行われる衆院選の立候補を見送る意向を表明した。来年の石川県知事選に挑戦するとみられる。
読売新聞の報道によると、馳氏は冒頭、「26年間の県民の皆様の支援に心から感謝を申し上げる」と深々と頭を下げ、「断腸の思いだったが、次期衆院選には石川1区から立候補しない」と明言し、「通常国会最終日の6月16日に腹を固めた」と述べた。
石川県知事選については「衆院選後に改めて記者会見の場を設けたい」と述べ、具体的な政策の説明には踏みこまなかった。ただ、「新型コロナウイルス禍という状況を踏まえ、局面の転換(を図り)、谷本さんが築いた石川県の基盤を前進させるタイミングではないか」とも述べ、知事選出馬に意欲を示した。
馳氏は2016年11月に発足した日本語教育推進議員連盟(河村建夫会長)の事務局長を務め、日本語教育推進法の制定に向けて尽力した。また、義務教育機会確保法の議員立法による制定にも中心的な役割を果たし、夜間中学校の創設促進の道筋を切り開いた。自民党の文教行政のけん引し、弱者の視点で文部科学行政リードした。
馳氏は衆院議員の退任に伴い日本語議連の事務局長から外れることになる。このため馳氏の後任の事務局長に誰を選任するのかが大きな課題となる。河村会長や中川会長代行、馳氏本人ら執行部がポスト馳の人選について協議することになるとみられる。
馳氏は富山県小矢部市生まれ。レスリングで1984年のロサンゼルス五輪に出場し、プロレスラーを経て、95年の参院選石川選挙区で初当選した。2000年に衆院にくら替えした。教師経験もあり、自民党の文教族のリーダーだ。第3次安倍改造内閣で文部科学相を務めた。
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