「コロナ禍の日本留学の扉を開く会」が衆参の全国会議員にメールで外国人留学生の受入れを要請

「コロナ禍の日本留学の扉を開く会」が衆参の全国会議員にメールで外国人留学生の受入れを要請

コロナ禍で制限されている外国人留学生の入国を再開させるよう求めている「コロナ禍の日本留学の扉を開く会」(ダビデ・ロッソ代表)がこのほど、衆議院(定数465)と参議院(同245)の全国会議員に「外国人留学生の早期受け入れ」を呼び掛けるメールを送信した。

コロナ禍によって日本に入国するはずだった留学生は3万人を超え、長引く入国制限にしびれを切らし留学先を中国や韓国などに変えた学生も数多く出ている。海外からは「日本は私たちに扉を開いて」と訴える声が寄せられている。

「扉を開く会」は①G7先進国の中で留学生を受け入れていないのは日本だけ②その一方で日本政府は日本人学生を外国に留学させている③東京五輪では外国から4万人を超える外国人の選手や関係者を受け入れているのに留学生を受け入れない理由がわからない――などと主張している。実際、東京五輪、パラリンピックで入国した外国人選手らから多くの感染者が出たわけではない。

国会議員から政府に働きかけてほしいとメールを全議員に送信したが、これに対し返信があったのは、日本語教育推進議員連盟の中川正春会長代行や馳浩事務局長ら10人で、中川、馳両氏とはZoomによる意見交換を行い、改めて要望を伝えた。

「扉を開く会」は全国会議員に次のような内容をメールで送信した。

突然の連絡失礼いたします。
「コロナ禍の日本留学の扉を開く会」と申します。
この度は緊急のお願いがありご連絡させていただきました。
【現在、30,000人を超える留学生が日本に入国できておりません】
【 G7で留学生を受け入れていないのは日本たけです】
【来日するはずの外国人人材が他国に留学先を変更してしまいます】
■第2回オンラインイベントの様子(ショート版)
※我々の主張がわかりやすいムービーになっております。
※日本から韓国に留学先を変更した方のお話も含まれます。
https://youtu.be/pLPND9fv1s0
日本語を学ぶ人は世界に300万人以上おり、その中て日本留学を目指す人は年間約4万人、学習者の1%に過きません。その貴重な人たちか、コロナ禍の入国制限に阻まれ、来日てきすにいます。彼らの多くは、何年もかけて日本留学を目指し準備を進めており、これから日本の一員あるいはハートナーとなる人たちです。コロナ禍にあっても、殆どの先進諸国では留学生受け入れの継続または再開を果たしており、日本人留学生も海外への渡航を開始しています。また、日本に留学を予定していた学生たちが他の東アジアの国々(主に韓国)に留学先を変更する事例も多数見受けられております。こうした現状を鑑み、日本留学を目指しながら入国できずに待機している多くの若者の声を届け、日本が留学生受け入れへと進むことを願い、是非とも先生のお力をお借りして早期に留学生の入国再開をお願いしたいと思いご連絡をさせて頂きました。お忙しい中、大変恐縮ではございますがコロナ禍ということもありますのでオンラインにて改めて我々からご説明させて頂ければと思っております。ご返信頂ければ改めて日程をお送りさせて頂きますので何卒よろしくお願い致します。
■G7における留学生受入について各国の状況
アメリカ:入国制限なし(常時入国可能)
イギリス:入国制限なし(常時入国可能)
イタリア:2020年6月より入国可能
フランス:2020年6月より入国可能
ドイツ :2020年6月より入国可能
カナダ :2020年10月より入国可能
★日本 :現在入国不可(国費留学生を除く)
■会のホームページ
https://educationisnottourism.com/ja/homepage-2/
■サポーター一覧
https://educationisnottourism.com/ja/supportus/
■第1回オンラインイベントの様子(フル版)
https://www.youtube.com/watch?v=S3MsD_SI3sE
■第2回オンラインイベントの様子(ショート版)
※我々の主張がわかりやすいムービーになっております。
https://youtu.be/pLPND9fv1s0
■第2回オンラインイベントの様子(フル版)
https://www.youtube.com/watch?v=Y_RROndrhYs
■連絡先
メール:tobirahirakukai@gmail.com
山本弘子:080-4164-3788
早川由香:080-4203-3912
奥田純子:090-1960-2752

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令和7年度日本語学校教育研究大会 @ 国立オリンピック記念青少年総合センター
8月 7 @ 10:00 AM – 8月 8 @ 4:30 PM
日本語学校教育研究大会では、各日本語教育機関における実践・事例の報告の機会として、発表の場を設けています。 意見・アイディア交換の場としてぜひご活用ください。 皆様からのご応募お待ちしております。
8月
26
10:06 AM 第11回日本語教育支援システム研究... @ 英キール大学(Keele University)
第11回日本語教育支援システム研究... @ 英キール大学(Keele University)
8月 26 @ 10:06 AM
第11回日本語教育支援システム研究会(CASTEL/J)国際大会 第11回日本語教育支援システム研究会(Computer Assisted Systems for Teaching and Learning Japanese – CASTEL/J)国際大会を英国中部スタッフォードシャー州にあるキール大学(Keele University)にて英国日本語教育学会(BATJ)・キール大学ランゲージ・センターとの共催で開催することとなりました。 日本語教育支援システム研究会国際大会は、日本語教育関係者、日本語教育のリーダーに日本語教育におけるテクノロジー使用の最先端の動き、将来の方向性を共有する機会を作ってきました。2020年のパンデミックにより授業のオンライン化・ハイブリッド化が進み、それに加えて、この数年の人工知能(AI)技術の急速な発展と普及により、日本語教育は元より私たちを取り巻くテクノロジー環境が大きく変化しています。これらの技術的発展を効果的に教育・学習に取り入れ促進していくことは今まで以上に重要となっています。世界中からこの分野の優れた研究者、実践者が集まるこの国際大会に是非ご参加ください。 日時:2025年8月26日(火)〜27日(水) 会場:英スタッフォードシャー州キール大学チャンセラーズ・ビルディング 共催:英国日本語教育学会(BATJ)、キール大学ランゲージ・センター

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