複言語環境下にある子どもの日本語教育を担う教師を育てる ―文化庁・文部科学省における教員養成・研修モデルの提案をふまえて―

日時:
2018年3月10日 @ 10:00 AM – 4:00 PM
2018-03-10T10:00:00+09:00
2018-03-10T16:00:00+09:00
場所:
東京都新宿区西早稲田1-21-1 早稲田キャンパス19号館(早稲田大学西早稲田ビル) 6階
日本、〒169-8050 東京都新宿区戸塚町1丁目104
参加費:
1000
お問い合わせ:
大学日本語教員養成課程研究協議会

大養協主催 緊急ワークショップ
複言語環境下にある子どもの日本語教育を担う教師を育てる
―文化庁・文部科学省における教員養成・研修モデルの提案をふまえて―

日時:2018年3月10日 10時~16時
会場:早田稲大学 19号館
講師:齋藤ひろみ(東京学芸大学教授)
伊東祐郎(東京外国語大学教授)
渡部倫子(広島大学准教授)
参加定員:70名程度(先着順)
参加費:1,000円(当日受付にてお支払いください)

<目的>
昨今のトランスナショナルな動きの中で、日本国内にも多様な言語文化背景をもつ子どもたちが急増しており、彼らに対する対応が喫緊の課題となっています。日本語教師養成においても「子どもを対象とする日本語教育」の力が専門性の一つとして求められるようなっています。2017年度には、文化庁の「日本語教員人材の養成・研修の在り方」(報告書)において、初任の教師が身につけておくべき専門性として「児童生徒」への日本語教育が位置付けられました。また、文部科学省でも「外国人児童生徒等教育を担う教員の養成・研修モデルプログラム開発事業」がスタートしました。しかし、多くの教育現場では戸惑いと混乱が見られ、外国人児童生徒の教育に対する社会的認知も十分とはいえません。
そこで、大養協ではこれらの子どもの日本語教育を行う上で必要な知識・情報を提供するとともに、養成・研修のプログラムの設計や実際の研修を体験していただくワークショップを開催します。第Ⅰ部では「子どもの日本語教育」に関わる最新の動向を学ぶとともに「子どもの日本語教育」に対する養成・研修カリキュラムの設計方法や実施方法について体験します。第Ⅱ部では、学習言語能力を伸ばす上でカギを握る「子どもの読む力を育むための読書支援」について、講義と体験を通して学びます。
今回のワークショップが「子どもの日本語教育」で求められる資質・能力とその育成について皆様と一緒に考える契機となれば幸いです。

<対象者>
・日本語教師の養成・研修、子どもの日本語教育に関心のある方
・日本語教師の養成や研修にかかわる機関に勤務している方
・大学・大学院等で日本語教師養成にかかわっている方
・子どもの日本語教育に携わっている方

<プログラム>
第Ⅰ部「子どもの日本語教育」を担う教師を育てる(齋藤ひろみ教授・伊東祐郎教授)
10:00-10:30 講義:文化庁・文部科学省の「子どもの日本語教育」に関わる動きについて
10:30-11:30 ワーク:「子どもへの日本語教育」の研修・養成カリキュラムを設計する
11:30-12:30 ワーク:研修を体験する「個別の指導計画の作成」「DLAの実施方法」
(ワーク中、休憩有)

12:30-13:30 お昼休み

第Ⅱ部「子どもの読む力を育む読書支援」(渡部倫子准教授)
13:30-14:00 講義:DLA<読む>研修による教員の成長
14:00-16:00 ワーク:子どもの読む力を育む読書支援
(ワーク中、休憩有)

<主催>
大学日本語教員養成課程研究協議会

にほんごぷらっと編集部にほんごぷらっと編集部

投稿者プロフィール

「にほんごぷらっと」の編集部チームが更新しています。

この著者の最新の記事

コメントは利用できません。

イベントカレンダー

7月
1
終日 留学生に対する日本語教師初任者研修 @ オンライン開催
留学生に対する日本語教師初任者研修 @ オンライン開催
7月 1 2023 – 1月 3 2024 終日
日振協による文化庁委託の初任者研修が今年も始まります。 告示校で3年程度までの経験者対象です。 映像講義の視聴とテスト、数回のオンライン集合研修、自分の授業を改善する自己研修の3つに分かれており、様々な角度からの学びと教師としてのステップアップを目指せるカリキュラムとなっております。 研修詳細は https://www.nisshinkyo.org/index.php 最新トピックスをご覧ください。
10月
14
10:00 AM 凡人社オンライン日本語サロン研修... @ オンライン開催
凡人社オンライン日本語サロン研修... @ オンライン開催
10月 14 @ 10:00 AM – 11:30 AM
凡人社オンライン日本語サロン研修会 コンテントベースのデザインレシピー学習者の批判的思考を促す日本語の授業―   [日 時] 2023年10月14日(土)10時00分~11時30分(オープン9:40)   [定 員] 250名(先着順,定員になり次第締め切ります)   [対 象] 主に日本語教師、フリーランス、日本語教育ボランティア、など   [参加費] 無料 ※要予約 前日(10/13)17時までに招待URLを送ります。   [講 師] 小山 悟 先生(九州大学留学生センター准教授)   [内 容] 『コンテントベースのデザインレシピ』(凡人社発行)は、コンテントベースの日本語授業のデザインについて“レシピ”を提示する一冊です。 批判的思考を促す手段として、質問作成活動を導入しています。 教育心理学や学習科学、第二言語習得研究の知見に基づいた実践とデザイン実験を積み重ねた軌跡から、コンテントベースの授業デザインのヒントと刺激を得られます。 全編、先生と元学生(新米日本語教師)の対話形式。 『コンテントベースのデザインレシピ』の紹介をしながら皆さまといっしょに、授業デザインについて悩み、より良い方法を探っていきます。   [お問い合わせ・お申込み] 担当:凡人社/坂井 E-mail:ksakai@bonjinsha.co.jp   下記お申込みフォームかメールでお申し込みください。 ※メールでお申し込みの際はタイトルに「オンライン日本語サロン研修会(10/14)」と入れて、本文にご氏名・ご所属・ご連絡先をご記入ください。   お申込みフォーム→https://onl.la/ULbrZa9
10月
17
1:00 PM 全8回_【少人数】養成講座修了者向... @ オンライン開催
全8回_【少人数】養成講座修了者向... @ オンライン開催
10月 17 @ 1:00 PM – 12月 5 @ 3:00 PM
全8回_【少人数】養成講座修了者向け日本語教師実践スキルアップコース_23年10月17日(火)~12月5日(火)毎週火曜13:00-15:00 @ オンライン開催
【少人数】全8回_養成講座修了者向け日本語教師実践スキルアップコース_初級 初級の実習(技能別)を徹底的に復習できます。 養成講座の授業を担当しているTCJ日本語教師養成講座の専任教務リーダーが教育実習を指導する講座です。 【講師】 岩崎 透(TCJ日本語教師養成講座 教務リーダー) 経歴:大学卒業後、印刷会社大手に入社。国内MBAを取得し、国際協力活動に従事し複数の国で日本語を教えはじめる。その後、異文化理解と日本語教育への関心が深まり、筑波大学大学院にて日本語教育を専攻。修了後は、国際交流基金にてインドネシアで教師育成研修を推進。帰国後TCJ入社。現在は養成講座の教務リーダーとして実技指導の教壇に立ちながら、日本語教師の新任研修や育成サポートも実施。 Youtubeでも活躍中 https://www.youtube.com/@nihongo_kyoushi_yousei/about 【こんな方にお勧め】 ・自分の授業の進め方に自信がない方 ・受講生とのコミュニケーションの取り方が不安な方 ・経験したことのないレベルを担当することなった方 ・資格は取ったけど、実際の教壇に立つまでに再度実技を学んでおきたい方 ・職場の人に聞きにくいことについて、情報交換・知識交換をしたい方 ・対面授業しか経験がなく、オンラインでの授業もできるようになりたい方 【対象】養成講座を修了している方 ※TCJ養成講座以外の方もご参加いただけます。 【講座回数】 計8回(約2か月) 【総講座時間】 16時間(週1回/1回2時間) 【日時】 10月17日~12月5日まで。毎週火曜日13:00-15:00 (10/17、10/24、10/31、11/7、11/14、11/21、11/28、12/5) 【講座内容】 第01回 文法「聞きにくい…、初級文法の授業ってこれでいいの?」 第02回 文法 模擬授業(普通形・名詞修飾) 第03回 読解「初級の読解って語彙じゃない…?どうやってやると効果的?」 第04回 読解 模擬授業(トピック導入・大意取り・精読) 第05回 聴解「聴解って、音声流して、解答言って、再度聞いて…。このやり方でいいのかな?」 第06回 聴解 模擬授業(聴解授業のやり方) 第07回 会話「会話の授業が丸暗記の授業になっちゃう。学生は楽しそうにしてるけど…これでいいのかな?」 第08回 会話 模擬授業(タスク中心の授業、ICTツールも使いこなそう!) 【受講料】 88,000円(税込) 【受講形式】 オンライン(Zoom) 【修了書発行基準】 全8回のうち、6回以上出席、かつ、偶数回(模擬授業の回)の全参加の方に、受講修了書を発行いたします。 ※奇数回は、録画します。欠席された方は動画でキャッチアップいただけます。 ※全8回における修了書発行のため、1回ずつの申込はできません。 【定員】 12人(少人数制) 【問い合わせ先】 東京中央日本語学院 養成講座事業部 https://xn--euts3n8lg6bk91h.jp.net/
10月
19
10:00 AM 令和5年度生活指導担当者(中堅)... @ 国立オリンピック記念青少年総合センター
令和5年度生活指導担当者(中堅)... @ 国立オリンピック記念青少年総合センター
10月 19 @ 10:00 AM – 5:20 PM
令和5年度生活指導担当者(中堅)研修 2020年より続いた新型コロナウイルス感染症による水際対策強化が終了し、多くの留学生が日本語教育機関に入学しています。 一方、日本語教育機関は、現在大きな変革をもとめられており、中堅の教職員は下記に示す3つの流れを踏まえたうえでの学校運営を考えていく必要があります。 そのため、今年度の研修は、9月に中堅、来年2月に初任者と分け実施いたします。 生活指導担当者(一部教育機関では学生募集、入管行政業務を兼務)のスキル、モチベーションアップを中心に、昨年までのオンラインではなく、 対面式で行い、日本語教師も参加可能な現場の実際課題等を議論解決するグループワークを中心にした研修を行います。 皆様のご参加お待ちしております。 1  日時  令和5年10月19 日(水)10:00~17:20 2 会場 国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区) 3 参加要件 日本語教育機関又は大学・専門学校等教育機関の現場において、 少なくとも3年程度実際に留学生の生活指導に携わっていること。 4 参加費 維持会員及び準会員機関 8,800円(税込)/1人当たり その他の教育機関  17,600円(税込)/1人当たり 5 応募締切:令和5年9月20日(水) 6 詳細、申込方法 https://www.nisshinkyo.org/news/detail.php?id=2958&f=news

注目の記事

  1. 「差別の教室」を読んで思い出したこと 「差別」と言えば、私の場合、まずは在日コリアンに…
  2. 戦後78年 「村山談話」と留学生の父・穂積五一 今年の8・15は78回目の終戦記念日で…
  3. 木原官房副長官の講演を聞いて~日本語教育は共生社会づくりの「一丁目一番地」 木原誠二官…

Facebook

ページ上部へ戻る
多言語 Translate