JSL漢字学習研究会 第74回 研究会

日時:
2018年6月23日 @ 2:00 PM – 5:00 PM
2018-06-23T14:00:00+09:00
2018-06-23T17:00:00+09:00
場所:
目白大学 新宿キャンパス10号館(10400教室)
日本、〒161-0032 東京都新宿区中落合4丁目31−1
参加費:
500円
お問い合わせ:
JSL漢字学習研究会

第74回 研究会(2018.6.23開催)

日程

日程:2018年6月23日(土) 14:00~17:00(13:45~14:00ごろご来場ください。)
会場:目白大学 新宿キャンパス10号館(10400教室)
【アクセス】
西武新宿線・都営地下鉄大江戸線「中井」駅より 徒歩8分
都営地下鉄大江戸線「落合南長崎」駅より 徒歩10分
東京メトロ東西線「落合」駅より 徒歩12分
(注:坂が苦手な方は「落合南長崎駅」をオススメします。)

参加方法

参加費:500円
参加申込(必須):前日(6月22日(金))昼12:00までに「研究会参加申込」ページよりお申込ください。(先着順に受付いたします。申込時に問題が生じた場合は,メール<sanka@jsl-kanji.com>でご連絡ください。)

発表

タイトル:ワークショップ「漢字マップ」の実践報告
発表者:関麻由美(津田塾大学講師)
内容:2018年4月28日と29日の2日間にわたり,クアラルンプールで「第12回日本語フェスティバル2018」が行われた。数あるプログラムの一つとして漢字マップのワークショップを実施した。参加者一人ひとりに,自分の好きな漢字,あるいは好きなことや好きなものを表す漢字を中心にして,その漢字の読み・意味などの情報のほか,連想するものなどを,ことばや絵などで自由にマッピングしてもらう,というものである。参加した学生たちが実際に描いたマップをスライドで紹介しながら,ワークショップの実践報告を行う。

タイトル:非漢字系日本語学習者の体系的な漢字学習の支援を目指す漢字構成の公式化とその応用
発表者:Vorobeva Galina(キルギス共和国ビシケク人文大学)
内容:非漢字系日本語学習者の体系的な漢字学習の支援を目指し,漢字字体をより深く理解させ,字体と字義の関連性を分かりやすくする上で漢字構成の公式化は意義があると考える。漢字の階層構造分解に基づいた2136字の常用漢字の漢字構成の階層型公式化を行ない,漢字構成の公式のデータベースを構築し,常用漢字の漢字構成の階層型公式のタイプを確定した。漢字構成の公式を土台にし,漢字の字体と字義を覚える際に使用される連想記憶法をより効果的にする。

タイトル:中国語話者の母語知識に配慮した漢字語彙教育-初級漢字名詞の表記に関する側面から-
発表者:小室リー郁子(トロント大学(カナダ))
内容:中国語を母語とする学習者(以下,NCS)に対する漢字語彙教育では,彼らの母語知識に配慮した指導の必要性が指摘されている。本研究では,初級レベル(旧JLPT4級)の名詞(295語)の表記に用いる漢字(308字)について分析を行い,NCSにとって語の認識時と産出時に問題となりうる文字を特定した。本発表では,指導時にどの漢字も同じように扱うのではなく,NCSにとって問題となりうる漢字語彙の特徴に焦点を当てることが重要であるとの立場に立ち,具体的にどの文字にどのような特徴があるかについて紹介しながら,NCSに対する漢字語彙教育のための基礎研究の必要性について述べる。

おしゃべり交流会(17:00まで)

終了後は,会場を17時00分まで,参加自由の交流の場として開放いたします。参加者同士の交流の場としてご活用ください。みなさまと交流できるのを楽しみにしております。

会誌購入のお願い

研究会受付にて,会誌9号・10号の販売を行います。1冊1000円です。見本を受付に置いておきますので,お手に取ってご覧ください。なお,会場に準備できる冊数に限りがありますが,売り切れた場合も,会場でお申し付けいただければ,送料無料にて郵送いたしますので,お声かけください。会誌購入の代金は,研究会の運営費として運用してまいります。

地震・停電への対応について

前日までに計画停電が発表されたり,大きな災害が起きたりした場合は,開催の可否について,当サイトにお知らせを掲示いたします。サイトにアクセスできない方は,メール(sanka@jsl-kanji.com)でお問い合わせください。
当日,停電・災害等が発生し,研究会を延期または中止とする場合は,当サイトにお知らせを掲示し,さらに参加申込者全員にメールにてお知らせいたします。
研究会の会場が停電となった場合は電話も使えなくなりますので,お手数をおかけいたしますが,メール(sanka@jsl-kanji.com)でのご連絡をお願いいたします。

その他

  • 転送は歓迎いたします。会員以外の方もご参加いただけます。
  • 今回は会場の都合により,事前に参加申し込みをしていただく必要がございます。先着順で受け付けとしますので,ご協力をお願いいたします。
  • 今年度の開催日程:<関東>2018.07.28(土)午後,2018.10.13(土)午後,2018.12.15(土)午後に東京で開催,<関西>2018年9月と2019年1月に大阪で開催の予定
  • 発表者を募集しております。発表を希望される方は,発表申込フォームよりご連絡ください。

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イベントカレンダー

6月
21
10:00 PM NPO法人国際教育振興協会 日本語教... @ オンライン
NPO法人国際教育振興協会 日本語教... @ オンライン
6月 21 @ 10:00 PM – 11:45 PM
当機構では、日本語教師の皆様を対象にしたオンラインセミナーやワークショップを定期的に開催し、毎回多数の日本語教師の皆様にご参加いただいておりますが、今回初めて学校を経営する幹部の皆様や教員採用・研修をご担当される人事部門の皆様を対象にしたオンラインセミナーを一般社団法人 日本アンガーマネジメント協会様のご協力を得て開催する運びとなりました。 もし、次のような課題に対して鋭意取り組んでおられるようでしたら、是非本セミナーにご参加いただきたいと考えております。 ■優秀な人材が集まる職場にしたい ■退職者を減らしたい ■社員教育の仕組みを見直したい セミナーの概要は以下のとおりでございます。 【テーマ】 組織力を高めるためのアンガーマネジメント ※アンガーマネジメントをご存知ない場合は、是非、下記URLかDIAMOND Onlineに掲載された「アンガーマネジメント”が、いま、企業の人事部に注目されているのはなぜか?」をご一読願います。 https://diamond.jp/articles/-/294795 ※アンガーマネジメントのセミナー等を受講された皆様の感想を下記URLから動画でご覧いただくこともできます。 https://www.angermanagement.co.jp/before_after 【講師】 水谷 紀子氏 【参加対象者】 日本語学校等、日本語教育機関の経営幹部の皆様 採用・研修等、人事部門の皆様 【開催日時】 2025年6月21日(土)10時~11時45分 【参加費用】 無料 ※エグゼクティブ対象 第1回オンラインセミナー開催記念により通常、10,000円(税込)の参加費用を無料とさせていただきます。 参加のお申込み方法等、詳細は添付資料または下記URLよりご確認いただきます ようお願い致します。 https://x.gd/DyIF1 本セミナーが皆様にとって有益な機会となるよう万全の準備で皆様のご参加をお待ちしております。是非、ご参加いただきますよう何卒よろしくお願い致します。
6月
28
終日 第34回小出記念 日本語教育学会 年... @ オンライン
第34回小出記念 日本語教育学会 年... @ オンライン
6月 28 終日
開催日:2025年6月28日(土) ・場所:オンライン(Zoom) ・予定(日本時間): 9:40-10:10 会員総会 10:20-10:30 開会・プログラム説明 10:30-12:20 講演   「対話を通した学習者オートノミーおよびウェルビーイングの促進」 講師:加藤聡子氏(神田外語大学 学習者オートノミー教育研究所 特任准教授) 13:20-16:50 口頭発表 16:55-17:10 総括 ・参加費:会員無料・非会員2000円(発表者以外の参加申し込み方法は5月下旬にお知らせします)
7月
5
終日 日本語ジェンダー学会 第25回年次... @ 実践女子大学(渋谷キャンパス)
日本語ジェンダー学会 第25回年次... @ 実践女子大学(渋谷キャンパス)
7月 5 終日
第25回年次大会 研究発表募集要項 2025年7月5日(土)に実践女子大学(渋谷キャンパス)にて開催される、第25回年次大会での研究発表を募集します。以下の要領でお申込みください。  発表資格: 研究代表者=当日の発表者は、応募および発表時点で当学会の会員である必要があります。会員登録は、当学会事務局で随時受け付けておりますので、応募時までに会員登録をお済ませください。 会員登録はこちら新しいウィンドウで開きますからお願いします。 なお、研究代表者以外の連名者は、会員・非会員は問いませんが、採択された場合、後日の参加申込みは連名者も含み全員にしていただきます。 発表内容: 言語(特に日本語)・言語による作品・言説・発話・言語使用状況・言語使用環境等をジェンダーの観点から論じた内容を含む未発表のもの(発表内容は、大会テーマに関わるもの or 関わらないもの、どちらでもよい) → 大会テーマ「メディア・ことば・ジェンダー」 発表言語と時間: 日本語で30分(口頭発表20分+質疑応答10分)以内  申し込み期間: 2025年3月3日(月)–  5月7日(水)24:00 (JST) 申し込み方法: 当学会のウェブサイト上の「研究発表申込み書新しいウィンドウで開きます」をダウンロードして、研究者名、発表タイトル、発表概要(1000-1500文字)などを記入してアップロードする。 → 3月3日(月)以後に、こちら新しいウィンドウで開きますにアップロードしてください。 可否通知: 審査後5月16日(金)までに研究発表担当の実行委員からご本人に結果を通知します。場合によっては、一定の条件や修正への要求が提示される場合があります。 予稿集原稿: 採択された方は、6月6日(金)24:00までに予稿集に掲載する発表要旨を日本語で執筆してください。場合によっては、修正や加筆をお願いする場合があります。執筆要項は可否通知の際にお知らせします。 ★二重投稿や剽窃などの不適切な原稿に関しては厳しく対処致しますので、研究者としての良識をもってご執筆ください。 以上.
7月
12
終日 言語科学会 第26回年次国際大会(J... @ 愛媛大学 城北キャンパス
言語科学会 第26回年次国際大会(J... @ 愛媛大学 城北キャンパス
7月 12 – 7月 13 終日
言語科学会第 26 回年次国際大会(JSLS2025)開催・研究発表募集のご案内 言語科学会 (JSLS: The Japanese Society for Language Sciences) では以下の要領で、 第 26回年次国際大会 (JSLS2025) を開催いたします。 大会日程: 2025 年 7 月 12 日(土)~ 13 日(日) 開催場所: 愛媛大学 城北キャンパス(愛媛県松山市文京町 3) 大会ウェブサイト: http://www.jslsconference.jpn.org/jsls2025/ 基調講演: Jae DiBello Takeuchi 氏 (Indiana University Bloomington)

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