明けましておめでとうございます。

「にほんごぷらっと」をご愛読いただいている皆様にとって、2018年が素晴らしい年でありますよう、お祈り申し上げます。

2016年11月に発足した日本語教育推進議員連盟(河村建夫会長)は、議員立法による日本語教育推進基本法の制定に向けて真摯な議論を展開してきました。昨年10月には衆院解散・総選挙がありましたが、日本語議連の多くの議員が再選を果たしました。総選挙後の初の総会が11月30日に開かれ、新たなスタートを切りました。

日本語議連の中には中川正春会長代行を座長とする「立法チーム」ができ、馳浩事務局長ら少人数で「基本法」の法案づくりの検討が始まっています。関係省庁や衆院法制局担当者などとの詰めの協議も行われています。1月に通常国会が開会する見通しですが、日本語議連は、国会開会中に以下のような段取りで議論を進めると思われます。

  1. 立法チームで基本法の原案を作成する。
  2. 原案を日本語議連の総会に提示、議員全員の意見を踏まえ最終案を作成する。
  3. 基本法の法案の内容を各政党がそれぞれ精査し、各党から了承を得る。
  4. 法案を国会に提案、審議のうえ成立を図る。

中川座長は昨年末の私たちの取材に対し、「通常国会中に基本法の制定を目指したいと」明言していました。議員立法の法案審議は、通常国会閉会前の6月になると思われます。他の法案審議との兼ね合いもあり、「紆余曲折」がないとは言えませんが、通常国会中に法案成立の可能性は十分にあります。

日本語教育推進基本法が成立すると、日本語教育に関する理念が法的に位置づけられるほか、国として日本語教育の責任を負う官庁を決めることなります。また、政府として日本語教育を推進するための計画を策定することになります。日本語教育を進めるための法的な基盤ができるわけです。日本語教育が大きく前進すると思われます。

2018年を「日本語教育推進・元年」の実り多き年になるよう願っています。

にほんごぷらっと代表世話人・石原 進

石原 進(いしはら・すすむ)

石原 進(いしはら・すすむ)日本語教育情報プラットフォーム代表世話人

投稿者プロフィール

「にほんごぷらっと」の運営団体である日本語教育情報プラットフォーム代表世話人。元毎日新聞論説副委員長、現和歌山放送顧問、株式会社移民情報機構代表取締役。2016年12月より当団体を立ち上げ、2017年9月より言葉が結ぶ人と社会「にほんごぷらっと」を開設。

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「土曜の会」の番外編として言語教育カフェを開催することとなりました。今回は、この4月に『いちばんやさしい日本語教育入門』(アスク出版)という本を出版された今井新悟さん(早稲田大学日本語教育研究センター教授)を迎えて、提唱されている「教えない教え方」についてお話しいただき、これからの日本語教育の革新の方法をディスカッションしたいと思います。 歯に衣を着せない話し方で定評のある今井さんですが、まず、問題意識や関心・気がかり事などから話を起こしていただき、「教えない教え方」に至った経緯をお話しいただきたいと思います。そして、今井さんとのクリティカルな対話を通して、まずは「教えない教え方」をよく知りたいと思います。また、今回の対話を通して日本語教育の革新や優れた日本語教育実践の創造のスキームなどについて参加者各自のそれぞれのイメージを膨らませ、考え方を整理していただくことができればと思います。 どなたでも自由に参加できますので、皆さん、お誘い合わせの上ご参加ください。
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