- Home
- やさしい日本語
やさしい日本語
「多文化共生社会を作るには、外国人が日本語を学ぶだけで事足りるわけではない。
外国人に情報を発信しコミュニケーションをとる日本人側の日本語のあり方も問われている。「やさしい日本語」はその有力な考え方・ツールとして注目されている」
電車の車内アナウンスは、外国人にとって分かりやすいか。もっと「やさしい日本語」を使ってみては――日...
電車の車内アナウンスは、外国人にとって分かりやすいか。もっと「やさしい日本語」を使ってみては――日本語教育学会で研究発表在留外国人や外国人観光客が急増しているが、電車の車内アナウンスは外国人にとって分かりやすいのかどうか。こんな疑問に答える研究発表が先に開催された日本語教育学会春季大会であった。「次の駅」などを知らせる録音のアナウンスはセンテンスが短く情報量も少ないため比較的わかりやすいが、敬語の多いアナウンスや早口の事故情報などはわかりくいという。「やさしい日本語」の観点から言えば、改善すべ...
「やさしい日本語」を海外に――議論の拡大、深化を期待する
「やさしい日本語」を海外に――議論の拡大、深化を期待する学習院女子大学国際交流文化学部が主催して2月17、18の両日開かれた「<やさしい日本語>と多文化共生シンポジウム」。この中で「やさしい日本語」というキーワードが様々な意味を含んでおり、多文化共生社会とも大きな関りがあることが指摘された。シンポの概要と意義については先にこの欄で吉開章氏が詳しく報告したので、ここでは「やさしい日本語」のもう一つの可能性について考えてみたい。当ホームページ「にほんごぷらっと」を開設したのは昨年9月。超党派の日本語教育...
多様な問題提起があった<やさしい日本語>と多文化共生シンポジウム――パネリストとして参加して
多様な問題提起があった<やさしい日本語>と多文化共生シンポジウム――パネリストとして参加して学習院女子大学国際交流文化学部主催で「<やさしい日本語>と多文化共生シンポジウム」が2月17,18両日、同大学のホールで開催された。やさしい日本語をテーマとしたこれだけの規模シンポジウムはおそらく初めてである。筆者はパネリストとして招かれ、ブース発表の機会も頂戴した。今回のシンポジウムのポイントと示唆したことについて、個人的な意見を交え報告したい。1)多岐に渡る社会課題を解決する「やさしい日本語」減災や公文書書...